みなさん、こんにちは。ACEです。
今回は、ビジネススキルの向上、第4弾です。海外営業マン誰しもが持つべき「マインドセット(基本的なビジネスの考え方・思考回路)」に関してお話ししたいと思います。
I am responsible
この言葉を是非あなたのマインドセットの一つとして持ってみてください。
「自分も何らかしら形で関わっている以上、自分にも何か状況をより良くすることが出来るはずだ!」そんなマインドセットを持つ事で、あなたは良い意味で目立ちます。そしてまわりから頼りにされ、信頼してくれるのです。こうなればあなたの勝ちです。
ビジネススキルの向上 マインドセット
海外顧客は合理的であるという一般論は決して間違っていないかなぁ、というのが私の経験です。海外顧客に限らず、海外現地法人の従業員も合理的なメンバーが多かったですね。
「私の仕事はここまで。その仕事は私の担当では無いのでXXさんにお願いしてください。」
「その依頼は開発部門の自分にはどうにも出来ないので、品質部門にコンタクトして。」
こんなコメントは日常茶飯事です。日本の会社でも多いかもしれませんね。
そんな考え方が一般的な海外で、私は一つの言葉を学びました。
I am responsible
という言葉です。直訳すれば「私に(私は)責任が有る」や「私が担当です」という言葉。
ただ、私はこの言葉をもっと大きな形で捉えています。
自分が関わる仕事のいかなる内容にも私は責任が有る
という考え方です。「私が全ての責任を持ちます」といって、全ての責任を一人でしょい込むべきだ!と言っているわけではありません。そんな考え方をしていては直ぐにストレスで潰れてしまいます。
そうではなく、「自分も何らかしら形で関わっている以上、自分にも何か状況をより良くすることが出来るはずだ!」と考える事です。
このように考え、行動するとどうなると思いますか?
周り(顧客や社内)から信頼されるのです。信頼され、皆味方になってくれるのです。

ここがこの記事で一番伝えたいところです!
海外営業にとって最も重要な事は、「信頼関係」であると私の最初の投稿記事で紹介させてもらいました。まだ読まれていない方は是非読んでみてください。
海外営業の仕事において最も重要な事【信頼関係】
「I am responsible」の考えを持って動いていると、自分の領域を良い意味でどんどん飛び越えていく事になります。
それは「自分の仕事はここまで!」と線を引きたがる合理的な人達からすると、ある種異質にも見えるはずです。そして良い意味で目立ちます。そして最後には頼りにされ、皆が信頼してくれるのです。こうなればあなたの勝ちです。
I am responsible実践事例
あなたが海外営業担当だとしたら、こんな時に「I am responsible」という思考を持ってどんな行動を取れるでしょうか?
- 品質問題!顧客購入品に不具合発生!(主担当は品質部門の担当者)
- 開発問題!顧客が評価した自社品の性能が出ない!(主担当は開発部門の担当者)
- 不正事項発生!会社ぐるみの不正が発覚!(主担当は会社経営陣)
どれも自分に直接責任のない内容です。そして前線にいるあなたは顧客に怒られてしまうどれもが嫌な問題ですね。。
こんな時、私は「前線にいる担当者としてのResponsible」として以下のように考えます。
- 顧客はカンカンに怒っている。先ずは状況を整理させてもらう時間を出来るだけ貰おう。
対顧客:顧客の不満を聞く聞き役として、顧客の不満を少しでも吸収してあげる
対社内:顧客に待ってもらう時間を稼ぐ(その間に主担当に対策を立ててもらう) - 顧客との会話の中から顧客が納得するストーリを立てよう。
対顧客:最終的に顧客が納得できる可能性を高める
対社内:問題を沈静化させることの出来る道筋を示す - 顧客の前で、顧客が納得するように説明をしよう。
対顧客:顧客に納得してもらう
この時、大事な事は同時に下記の思いを持っておくことです。
- 自分が起こした問題ではない。
- 前線にいる自分に不満はぶつけられるが、自分が一人で背負いこむ問題でもない。
- 自分の給料が減るわけでも、自分の命がなくなるわけでもない。
このような思いを持つ事で、ストレスを軽減させます。さらに、私は以下のように考えるようにしています。
ここで問題を解決できれば、顧客の信頼を勝ち取れる!
ここで問題を解決できれば、社内の信頼も勝ち取れるし、ヒーローになれる!
このようなポジティブな考えも併せ持つことで、「問題を解決する事」が楽しみになってきます。
この境地に達する事が出来れば、あなたのビジネススキルはかなり向上していると言えるのではないでしょうか?
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